音楽の樹形図を辿ろう。

こんにちは。

 

「音楽の樹形図」ってなんだ、と思われた方もいらっしゃると思います。

簡単に言えば、好きなバンドの好きなバンドです。

アップルミュージックのプレイリストでも、「○○が影響を受けたバンド」というものがあります。それです。

 

辿り方のコツとしては、好きなバンドがラジオやSNSで公言しているものをひたすら追うだけです。それだけかい!という感じですが、案外面白いのです。

 

例えば、私が好きなNothing's Carved In Stone。

リーダーの生形真一さんは、ラジオでNine Inch NailsFoo fightersRadioheadGreen dayゴリラズといった方々を紹介されていました。

実際それらを聴くとナッシングスのサウンドのヒントが多く隠されているんだなぁと思います。ナインチの攻撃的なギターだったりゴリラズのリズム感だったり、そういったものから影響が見えます。

 

Downward Spiral

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Cracker Island

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あとは、MAN WITH A MISSION

ギターのジャンケンジョニーさんは熱狂的なレイジアゲインストザマシーンのファンであることを、HEY-SMITH猪狩さんのYoutubeチャンネルでおっしゃっていました。

レイジのラップを聴くと、ジャンケンさんのラップの原点なのだなぁということがよくわかると思います。

 

 

好きなバンドの解像度が高まりますね~。

これでプレイリストを作ると時間を忘れます。

 

洋楽を漁りたいけどよくわからない、という方にもおすすめの探り方です。

耳馴染みの良い海外バンドに多く出会えるのではないでしょうか。

 

以上、春休みのおすすめ暇つぶし方法でした。

2022年、心に残ったライブ(s)。

あけましておめでとうございます。

2023年スタートです。

 

年が明けてしまいましたが、2022年はライブに(個人的に)たくさんライブに行けました。その雑感を今更ながらつづりたいと思います。

数的に多く行けたのもありますが、初めて行けたライブも多くあるので嬉しかったですね。日付の順番に見ていきます。早速ですが、まず一つ目。

 

2022年8月8日 八十八ヶ所巡礼 「八×八祭」 @新宿ロフト

高校生の頃から行きたいと思っていた八八のライブについに行けました。チケ発の日は試験を受けていたので自己名義では取れませんでしたが、その後1か月くらい粘ってtwitterでチケットを探していたところ発見。快く譲っていただきまして、本当にありがとうございました。

八八ビギナーかつロフトビギナーでもあったので、本当に緊張していました。開場前に新宿をうろうろしながらホストと女の子が歩いている様子を見て、社会勉強だななんて思ったり。

開場後は憧れのロフトの床にテンションが上がりながら、周りの貴様らのみなさまを観察していました。年齢層や性別、雰囲気の多様性に驚いた記憶があります。整番も初ライブながら二桁真ん中くらいでしたので、前から3列目とかでした。緊張が止まらない。

開演後、vocal&bassのマガレさんがおひとりで入ってこられて、「脳ハ寝テナイ」マガレさんソロバージョンがスタート。「えっ、八八のライブってそういう始まり方なの…?」と大変驚きました。後々気づくんですが、この日の始まり方はイレギュラーだったんですね。その後「極楽いづこ」が続き、ゆらゆらとした心地の良い時間に浸りました。

初めてのライブだったので、曲は正直わからないものが多かったです。恥ずかしながらその時八八のアルバムは「幻魔大祭」しか持っていなかったと思うので。ですが、そんなことは関係なく八八の曲と演奏の虜になりました。自身の見ていた位置が、先生の前辺りだったのですが、とてもエモーショナルかつ攻撃的なギターを浴びました。「JOVE JOVE」のイントロは本当にテンションが上がります。

あと、初めて「日本」を聴いたときのその衝撃は言い表せないほどでした。ライブであんなにロックな君が代を聴くだなんて思ってもいなかったので。今では一番大好きな曲です。アンコールの「女々しい女」のケンゾーさんのハイハット乱れ打ちもめちゃくちゃしびれました。左打ちは大変そうでしたが…。

そんなこんなで、ほとんど知らない曲ばかりだったのですがあっという間の2時間弱でした。終わった瞬間、「絶対次も行こう、というか8月18日のチケットあるかな?」という気持ちになりました。

2022年は八八のライブ通じていろんな方と知り合うことが出来たり、初めてワンマンライブの遠征を経験したり、劇的な変化があったなあと思います。今年も行きたい!泣

 

それでは二つ目。

2022年9月9日 「BAND OF FOUR -四節棍-」 @ぴあアリーナMM

(BRAHMANELLEGARDENマキシマムザホルモン10-FEET)

これもまたすごいライブでした。久しぶり(4年ぶり?)に1万人規模の会場でライブを見たのも圧巻でした。そして、初めてエルレのライブを見た個人的超伝説の日でもあります。

実はこのライブの一週間前まで私はコロナで療養していました。それがあって本当に行くか迷っていたんです。賛否両論があるとは思うのですが、しっかり療養期間も経ていたし、こんなエルレをはじめとしたヘッドライナー級のバンド勢ぞろいのライブ2度とないだろうと思い、私は行きました。

エルレを知ったのは、活動休止してからもう8年くらいたったころでした。ネット上では「もう復活しない伝説のバンド」的な扱いになっていたので、私も「エルレのライブは一生かかっても見れないんだろう」と思っていました。そして2018年5月、まさかの復活。ワンオクとのツアーは本当に行きたかったのですが、まず当たりませんでした…笑。大学受験という一大イベントも控えていたので、その時は大人しく家で喜んでいました。

そしてリユニオンツアーも外れ、これは本気で一生かかっても見れないのでは…と思ったところ四節棍のお知らせ。ダメで元々応募したら当たりました。就活を頑張ったご褒美だなと今でも思います。本当にありがとうございます。

当日、本当にどきどきしながら行きました。エルレガーデンが存在すること、もうすぐそれを目で耳で体で感じられること。ただ、やっぱりご時世的なことが頭をかすめて、最寄り駅降りたところで「帰ろうかな」と思ったり。始まる直前まで本気で悩んで一旦会場から抜けるのを試みました。(でもあれ一回入ると、開演するまで抜けられないんですね。)

そんなこんなでトップバッターの10-FEET。最初がテンフィで良かったです、もやもやが一気に吹き飛びました。テンフィ見たのも実は初めてで、「その向こうへ」ぐらいしか曲を知らなかったのですが、ひたすら腕を上げて楽しかったです。

ブラフマンは、MCなしで40分続けての演奏に鳥肌が止まりませんでした。民族っぽい雰囲気や映像がとてもおしゃれ。「賽の河原」からの「see off」の流れはかっこよすぎて叫びそうになりました。

ホルモン、サマソニ以来でしたが安定の激しさと楽しさ。SEから「これこれ~!」って感じでテンションぶち上げでした。Slipknotからクレイジーマンと言われるくらいですから、狂喜乱舞という感じの演出でした。ヘドバンも楽しかったですね。

そしてついにエルレスマホの中でしか聴いたことがなかったSE、そして「Supernova」。正直衝撃が大きすぎて、記憶に残っていないのが惜しいです。エルレがそこにいるという事実が信じられなかったです。そして「Autumn Song」の生形さんのギターソロは、まさに音が生きているという感じでした。私がエルレにハマったきっかけが「I hate it」の生形さんのギターソロだったのですが、その感動がよみがえりました。「Make a wish」からの「Salamander」は、細美さんと生形さんのハモリが綺麗で輝いていましたね。

四節棍は私にとって一生忘れられないライブの一つになることは間違いないです。死ぬときの走馬灯に流れてくると思います。ただ、やっぱり記憶がほとんどないので円盤にしてくださると非常に嬉しいです。

 

最後に。

2022年12月7日・8日  [Alexandros] 

「But wait. Arena?2022」 @国立代々木競技場第一体育館

こちらも忘れらないライブです。2022年一番聴いていたドロスのライブに、やっと12月行けました。ドロスは就活のときの心の支えになっていましたので、いろいろ今年を振り返りながらライブに浸りました。

3つのライブに共通することって、絶対開演前までワクワクというよりも緊張していたことなんですよね。そして「本当に存在するの?」「自分場違いすぎるからやっぱり帰ろうかな」と思いながら待っている。始まった瞬間そんな悩みは吹き飛ぶのですが。

「Aleatoric」「Adventure」と始まっていくなかでまだやっぱり実感がわかなくて。ですがセンターステージで「city」と「Kick&Spin」が続けて演奏されて、白井さんが目の前でギターを弾いている姿を見たとき、本当にいるんだと驚き感動しました。エモーショナルなギタリストって本当にカッコよくて胸に響きます。無機質にギターを弾かれるのかな、と思っていたので表情豊かに弾いていたところも印象深かったです。

あと、2日連続でライブに参戦することが初めてだったので、それもまたいい思い出でした。1日目と2日目だと、セトリや演出といった形式的なことも違いましたが、何よりお客さんの雰囲気が全く違いました。1日目はまだ声出しに慣れていないけれど、久々に声を出せるという環境に心から感動していたなと思うし、2日目は声出しに慣れてコロナ前のような熱気をまた感じられたということが良かったです。

vocalの洋平さんの声が本当に綺麗で力強かった。大きな会場いっぱいに響くあの声忘れられないです。オーラスのアンコール「Starrrrrrr」はまさかやると思っていなかったので、驚きと嬉しさでいっぱいでした。そして一番最後に「Untitled」を持ってくるというのも感動しました。それまでの演出とは打って変わってシンプルな照明でステージ上の4人だけが照らされていて素敵でしたね。

ドロスのライブもまた行きたいですね。カッコよさで言えばダントツのバンドだなと思いました。対バンツアーの相手もとても気になります。

 

この3つが2022年心に残っているライブですが、これ以外にも感動したライブ、楽しかったライブは多くあります。サマソニで見たKing Gnu、Rina Sawayama、活動再開後のナッシングス、初めての声出しライブ参戦サスフォーなどなど…。

でもやっぱり始まる前までに異常なほど緊張していたのはこの3つだと思います笑

 

2023年も多くのライブに行けますように。今年はワンオクに行きたい。

Alexandrosのギターがかっこいいという話。

こんにちは。

暑い日が続きますが、いかがお過ごしでしょうか。

 

今回は、就職活動中に出会ったバンドAlexandrosについて、語ります。

なぜ今ハマったのか、何がかっこいいのか、徒然なるままに語ります。

後半はギターの白井さんの話に全振りしています。

誰しも知っている有名なバンドの一つであるとは思いますが、改めてそのかっこよさについて書き連ねたいと思います。

 

○パーソナルデータ

私の好きなもの

中学生:SPYAIR,ONE OK ROCK, MAN WITH A MISSION,SiM,Slipknot,kornなどラウドロック・ニューメタル

高校生:Nothing's carved in stone,NiN,kasabian,Royalbloodなどオルタナ

現在:上記に加えてSuspended 4th,newspeak,八十八ヶ所巡礼など

 

今日はArexandrosの話をひたすらするので、あくまでこんなのが好きなやつがハマったんだなふーん程度で。

 

○出会い

Alexandrosと出会ったのは実は中学生の頃で、「Famous day」の曲を聴いたのがきっかけです。

その時はなんかかっこいい曲無いかなと思って、MVが暗い曲を探していたところyoutubeで見つけました。部活の後輩にAlexandrosのファンがいたので、その影響もあり…。

 

何といっても、ドラムの細かい音粒が印象に残りました。あとはボーカルの声が聴きやすくてかっこいいというのも。歌詞も好きでした。毎日登下校の帰りに聴いていましあ。

 

でもラウドロック、メタル大好きな厨房の私にとっては、おしゃれバンドという認識が拭えず、このバンドを聴き込もうとまでは思いませんでした。中々失礼ですし、この認識がだいぶ間違っていたことに後々気づかされるのですが。

 

それでも毎日聴いていたので、なんだかんだハマるフラグは立っているのかなと今になって思います。

 

 

○再会

そんなこんなで8年後。

8年間「famous day」と「ワタリドリ」だけを聴いていたやつもなかなかいないと思います。

 

突然ですが、私はNothing's carved in stoneというバンドが大好きです。今まで生きている中で一番聴いて、ライブに行った回数も一番多い。しかし、ナッシングスは2022年4月20日のLINE CUBE渋谷でのライブをもって一旦活動休止となりました。

 

決してネガティブな意味ではない活動休止であることは理解していたし、パワーアップして帰ってくるナッシングスを(当時も今も)信じているので、心の準備はしていたつもりでしたが、やはり衝撃は大きかったです。また、個人的な事情となるのですが、ちょうど就職活動が本格化するぞってときだったので、かなりメンタルに来ました。

 

2~3か月ナッシングスのライブ映像とか雑誌とか見漁るものの、やっぱり活動している姿が見られないのは寂しいという感情しか湧かなかったです。大学受験を「Shimmer Song」で乗り越え、公務員試験勉強を「walk」で乗り越えた身分なので、ナッシングスは私の生きる上でのモチベーションそのものでした。

 

そんなナッシングスロスの最中でyoutubeを這いずり回っていたところ、他のバンドのチャンネルがおすすめに上がってきました。HEY-SMITH猪狩さんのチャンネルです。まだAlexandrosではない。前からジャンケンジョニーとかSiMのMahさんとかとの対談を見ていたので上がってきたのでしょう…。

 

そこで猪狩さんとサトヤスさんとの対談が上がっていたので何となく見ました。本当に何となく。サトヤスさん勇退の話題は存じ上げていたので、今何されているのか単純に気になったところがありました。

 

病気の経過や現在など、様々聞けたことでまずサトヤスさんに興味を持ちました。ジストニア発症から勇退までのご本人の心境などは、身に迫るものがありました。そして、それをきっかけに、サトヤスさんのドラムを見たいと思いました。「famous day」にハマったのもドラムがきっかけでしたし。

 

そのあとサトヤスさん時代のAlxandrosの動画やサトヤスさんオンリーのドラム動画を見て、改めて衝撃を受けました。細かい音の粒が聴こえることは言うまでもないのですが、いろんなジャンルの要素が隠れていたのか、と気づかされました。中学生の頃とはまた違った聴こえ方でしたね。そこで、「あ、Alexandrosかっこいいかもしれない」と思いました。サトヤスさん大感謝です。

 

2,3日Alexandrosの動画を回り、「waitress,waitress」,「for freedom」,「kick&spin」と出会い、色んなAlexandrosの表情をそこで初めて知りました。あとは『ALXD』をド頭からケツまでしっかり聴いて、今まで飛ばして聴いていたことを悔やみました。なんてもったいないことをしていたんだろう。

 

 

白井眞輝さんとの出会い

そして同時期にハマったのが、Alexandrosのギター白井さんがやっているyoutubeチャンネルです。おすすめに出てきて最初は全く興味がなかったのですが、「バンドマンがバナナケーキを作る」という衝撃的なタイトルに惹かれて見ました。

 

単純に料理動画が好きだったし、時間も短かったので最後までしっかり見てしまったんです。そしてほかのお菓子作り動画を巡回しました。もうこの時点で白井さんにハマってるんですが。

 

そして、お菓子作り動画のいい感じのテンポにこの人面白いな、と思いほかの動画も見てみようと思ったんですが、その時見たのがES-345,ES-335の紹介動画でした。

 

元々生形真一さんが大好きだったので、同じシリーズを使っている人、というところでとても気になったんです。ES-345の紹介動画ではちらっと生形さん(ES-355を使用している人の中で)、というお言葉も出てきて少し嬉しかったのも覚えています。

 

そのあとエクスプローラーとか、フライングV、グレッチの紹介動画も見ました。フライングVとかエクスプローラーのメタルなサウンドが凄いマッチする方という印象がそこで、この方のギターが好きかもしれないと思いました。

 

普通にお菓子作り動画がシュールで好きなのもあったんですけどもね。個人的に好きな動画は、恵方巻を食べる動画と英語学習についての動画です。

 

 

白井眞輝さんがかっこいいと思ったきっかけ

白井さんのyoutube動画を巡回する中で、やっぱりライブも見てみたいなと思い、探してみました。そしてZOZOマリンのライブ動画を公式が上げてらっしゃったので、これは!!と思い見てみました。

 

素晴らしい熱量だな、といったのがまず第一印象でした。私の勝手なイメージとして、バンドのライブって無機質に自分たちのやりたいことをやるライブか、バンドの元気さで観客も巻き込むライブのどちらかに全振りするものだと思っていたのですが、Alexandrosはどちらもあることに驚きました。どちらかに全振りしているバンドももちろん大好きです。私の好きなナッシングスは前者に全振りしているバンドの代表格だと思うし、ワンオクとかは後者に全振りしているバンドだと思います。Alexandrosは本当にどちらの性格もあるな、と直感的に思いました。これはハマります。自分らの熱量爆発させるシーンもあれば、「ワタリドリ」みたいに観客と一体となるシーンもある。そして、どちらも全く中途半端ではないんですよ。それにも驚きました。

 

そして何よりも驚いたのが、白井さんのメタルなサウンドが本当にメタルだということ。「Cat2」の間奏にびっくりしました。ギターが凶悪です。さすがメタリカ仕込みのギターですね。音の重さが、痒い所に手が届く感じです。

 

あまりほかのバンドと比べるのも好きではないですが、「重い曲です」と紹介されていざ聴いてみると「いや、そうでもなくない…?」みたいなことがよくありました。私の中での重い曲の基準がSlipknotツインギターなので、普通に単独でそれは難しいし、方向性も違うというのもあると思うのですが。でも白井さんの重いギターは、本当に重いギターだと個人的に感じました。

 

よくよく考えてみたら「Girl A」のギターとかもなかなか凶悪ですよね。

 

白井さんのギターにここで一気に虜になりました。メタル好きの厨房心をくすぐられたというわけです。

 

 

白井眞輝さん×生形真一さんの対談

私の大好きなギタリストと対談していたのを思い出して、後からGiGS買いました。買って大正解でした。

 

お二人ともギブソンのESシリーズとマーシャルの使用者という共通点があったことにとてもテンションがあがりました。正直機材の話はわかりませんでしたが、お二人のルーツなど知ることができて良かったなと思いました。レッチリは私も好きです。

 

対談の中での、「マーシャルアンプは、ギターの音を正直に出すから初心者の粗が目立つ」、「音を聴いて納得いかないのは自身の技術が足りていないから」というお二人の言葉が印象的でした。マーシャルの素直な音に私も惹かれたのかなと思いまし、お二人の音楽に対するストイックな姿勢も垣間見えたとこです。あと白井さんが1台かと思ったら、3台アンプが積まれていて驚いた話には笑いました。

 

ファッションとかギターのプレイスタイルはかなり異なるお二人だと思うのですが、根底に通じるスピリットは熱いな、と思いました。これは宝物ですね。

 

 

○Alexandrosニューアルバムがかっこいい

そんなこんなでAlexandrosにハマっていったわけですが、現在アルバムが絶賛発売中ですよね。そのPR活動もあり、滑り落ちるようにハマったと思います。

 

 

 

「But wait.Cats?」とても好きです。

何が好きかって、Alexandrosの良さと今の流行りが綺麗に融合しているところだと思います。ハマって2週間くらいしか経っていない私が言うのもアレですが。

 

インストのオープニングやエンディングがあるアルバムが大好きなので、今回そこがまず良かったです。一つの作品という感じがますます高まるなと思います。

 

「どーでもいいから」「we are still kids & stray cats」みたいなローが強めの曲が入っていたのもいいですね。ビリーアイリッシュ、the 1975みたいな要素感じました。the 1975要素は以前からあったかもしれませんが。ビリーアイリッシュも好きなので嬉しかったです。単純に聞き心地が良いなと思います。

 

「閃光」「Rock the world」「Baby’s alright」などのタイアップ曲もかっこいいですよね。どれもリフが印象的です。「Baby’s alright」はドラムがかっこいい。ボーカルとドラムオンリーになるところが本当に好きです。

 

「クラッシュ」もいいですね。これも色んなバンドの要素を感じました。マイナーに見せかけて実はメジャーだよ、みたいな。でも音はゴリゴリ。jimmy Eat world?AA=?とりあえずいろいろなバンドが頭を駆け巡りました。

 

いろいろ述べましたが、とりあえずハマってます。

12月の代々木が楽しみですね。

 

○まとめ

Alexandrosはかっこいいバンドです。なにがかっこいいかって、色んなバンドを凝縮しつつも、らしさがあるところだと思います。

またメタルサウンドが良い。そしてそれは白井さんのギターの存在が大きいです。

ライブの熱量も、まだ動画越しでしか体感していないけれど、他のバンドとは一線を画したものがあります。

ライブに行って生で見たいと心から思いましたし、すでに申し込みました…。ありがたいことに当選したので、12月代々木心待ちにしています。

 

 

まとめがまとまっていない気もしますが、本日はここまでにします。

Alexandrosがこれからもバンド活動を継続してくださることを願って。

 

 

 

 

 

ただライブハウスが好きな人。

3/23に行われたウエノコウジ生誕祭、行ってきました。

ウエノさんは今日も楽しくお喋り、出番前に焼酎の割合が多めのチューハイを飲んだそうで…ウケた。

 

お喋りはやっぱり話題のコロナもあり、普段は熱い男じゃない(本人談)けどちょっと熱くなってた。このままだと東京の小さなライブハウスから潰れちゃう、ライブハウスに育った身としてはなんとも辛いみたいなことをおっしゃってた。要約すると、そうか、で終わってしまいそうだけど、笑ってるようだけど表情がとても辛そうなウエノさん見ると此方としても胸に迫るものがありました。

 

次はなんの気兼ねもなく心の底から楽しめるライブを、とも仰ってたけど、ステージに立たれる方にそんな心配させたくないというのが一ファンの気持ち。

 

 

 

 

 

エンターテインメントと一括りにして中止延期にするのは確かに必要かもしれない、人の命は大切だ。だけどそれに伴って犠牲になる人が出たら元も子もない。ライブハウス、特に個人経営の店はこのままだと本当に危ないと思う。

 

そんな自転車営業のような仕事に踏み出したのは奴はそういう運命なのだ、と言っていいのか。いや、それに救われたのは誰だ。日頃のストレスを発散するために行くライブ。それを提供してくれた人を見殺しにしたら次に死ぬのはそれに支えられてきた人、ドミノ倒しのように負の連鎖は起きてしまう。関係ないと思っても次にその連鎖に巻き込まれるのは自分かもしれない。

 

死ぬ、という大袈裟な言葉を使ってしまったのは少々問題があるかもしれない。だけど、危機感を持って何かしらの行動を起こしたい。しがない大学生だけど、伸びた春休み、ただ伸ばすだけじゃ前に進めない。

 

そりゃお前がバンド好きなだけだろ、って言われたらそりゃそうだと開き直るしかない。私はバンドやライブハウスに救われたのだ、恩返ししなくていつする。みんながみんなある一点に集中して行動するよりも、受けた恩を丁寧に返すこと、それがまず一歩だと思う。

 

 

バンド、ライブに行けないならグッズを買って応援しよう。というかバンド側ももう無料で動画公開はいいんです、私たちもしっかりサービスにはお金を払うべきだと思う。限定動画といえどそこには何人もの労働がある、そこに対価を払うのは当然だ。ラッキーと思って見るんじゃなくて、長期化してきた今そろそろそれをサービスとして消費者は受け取らなくてはならないと思う。

 

ライブハウス、グッズ応援という方法はなかなかできない難しいところ(私が無知なだけかもしれないけど)。何かしらの寄付ができたら1番いいけど…。調べたら、ライブハウスを巻き込んでのチケット制のライブ配信サービスもあるようだからこの動きがもっと大きくなってほしいところがある。

 

綺麗事を書き連ねてしまったところはあるが、無い脳味噌を真面目に捏ねて絞り出した。ライブハウス寄付みたいなの本当に無いんですか…ね…。きちんと残せるものは残したいです。

 

きちんとした対応をして早く心の底から楽しめる日常が戻ってきてほしいと切に思う一ファンでした。

後追いの戯言。

先日某番組で某人気バンドが「人生における最高の一曲」を紹介したときに出てきた一曲。

 

music.apple.com

 

ラストライブの最後の曲としても演奏された曲なのはあまりにも有名すぎる話。

私も高校のときミッシェルにハマったきっかけの一つでもあります。

既にその時は解散して15年くらい経っていたので後追いですが。

 

受験勉強で息が詰まるような毎日を過ごしていた高校三年生の時、息抜きに観た映画が「青い春」。映画の中身ももちろん心に残っていますが、それと同じくらい衝撃を残したのが、ラストシーンで流れてきた「ドロップ」でした。

ミッシェルの存在はなんとなく知ってはいましたが、曲は全く知らないクソガキ。イントロのギターが物悲しいのに解放的なのは何故なのか。誰かが「天国に上るよう」と表現していたけど、まさにそれです。

 

そのあと、そのギターを追い求めるようにミッシェルの曲を聴きあさりました。その中で出会ったのが、ラストライブの「世界の終わり」。ミッシェルの魅力は語るには愚かなりといえるほどありますが、その中でもイントロの印象はずば抜けていると個人的に思います。この「世界の終わり」の始まり方もなんとも印象的でかつ切ない。“エモい”という言葉の枠組みを易々と超えてしまう。

途中でギターの弦が切れてしまうところも確かに心にグッときますが、私としてはイントロのあのシーンに毎回胸を打たれ、一時停止ボタンを押してしまいます。先に進めない。

 

あと、初めて聴いたときはこの曲がまさかデビュー曲だなんて思わなかった。ましてや、ミッシェルのために書いた曲じゃないだなんて思いもよらず。でも、終わりに向けて書いた曲だとしたら、名前が「世界の終わり」だなんてちょっと臭すぎるよなとも思う。

単純に彼の思った世界の終わりがこのバンドの終わりとリンクしたのかもしれないが、それにしても美しい終わり方だと思ってしまう。

 

何回観ようとしても途中でダメになるんですね。確か一回目は難なくみれたのかもしれないけど、それからみようとトライしても彼らの鳴らす音が本当にさみしくて切なくてでも明日を見ているような、世界が終わるって言ってるのに日常が続くことを変わらず思っているような音で。

 

それに、彼らの音を生で体感できないという事実が本当に辛い。2003年、私はまだ幼稚園にも入園してない。何が好きだったのか、音楽なんて聴いていたのか。そんなときに既に彼らは解散してしまった。いくら大金はたいても、いくら待っても4人そろった音を聞くことはできない。

 

こうして受験の息抜きのつもりが、高3にして生きる意味を見失う羽目になります。わりと真面目に。毎晩寝るとき、「これからどんなに努力しても自分が本当に見たいものは見れないのか。」と思っていました。

 

 

勉強したいことを勉強して、頑張りたいことを頑張って。贅沢な日々を送らせてもらっているという自覚はあるし、絶対に忘れちゃいけないことではある。だけどなぜかずっと満たされないのだろうと思う。無知なクソガキが、貪欲なクソガキに成り下がりました。

 

今活動している好きなバンドには心から感謝しているし、行けるライブは必ず行くように。周りからちょっと馬鹿にされることもあるけどそんなことは知ったこっちゃない。穴の開いた容器にじゃばじゃば水を入れるような感覚で。死ぬまでにこの感覚は抜けるのだろうか、と思います。

 

 

 

ミッシェルガンエレファント、好きだなぁ。

ライブ観たかった。

 

初めてバスデライブを観た。

 

 

 

 

オシャレぶった書き出しで始めてみることを試みましたが、後が続かなさそうだったので、普通にThe Birthday VIVIAN KILLERツアー川崎公演の感想をつらつらと述べていきたいと思います。色気大爆発で瀕死寸前だった記憶を手繰り寄せているので言葉の間違い等は見逃してもらいたいです。

 

バスデライブは本当の本当に初めてだったので2週間前から胃痛に悩まされていたといっても過言ではない。サマソニで慣らしておけばよかったなと今になって思いましたが、映像だけでもう私は蹲ってしまいました。こんな人間が本当にバスデワンマンに行って大丈夫なのか…。いやでも整理番号はかなり後ろの方だしそこまで直撃攻撃は受けないだろう…。

まぁその読みは良い意味で外れましたけど。

 

 

 

そして来たる9月4日。

原因不明の胃痛と震えと冷や汗に耐えながらクラブチッタへ。

チッタにくるのは4年ぶりだったので道もうろ覚えでしたが、川崎駅下りればバスデTシャツの方々がちらほらと見られたのでそのあとをついていく形でなんなく到着。

 

開場ぎりぎりに到着したのでかなり人がたくさんいました。そしてムワッと広がるアルコール臭。洗礼を受けた気分でした。初めての感覚…痺れる…!

 

開場時刻30分後くらいに入場しましたが、思ったより見えるやん…。そして途端に冷や汗と動悸。普段は開演までポチポチスマホをいじったりしていますが、そんなこともできなくなるぐらい頭が真っ白でした。

 

あっという間に30分が経過し、あたりは真っ暗に。そして後ろからぐわっと押される例のアレです。気づいたらなんかめっちゃ前じゃない…?考える間もなく入ってくるバスデメンバー。心拍数のインフレが止まりません。画面の中でいつも見ていた彼らが目の前にいるのです。

 

そして始まる「THIRSTY BLUE HEAVEN」。

一人ひとり音が入っていくこの曲だからこそ、本当にドキドキが止まりません。ギター、ドラム、ベース、そしてボーカル。私は下手にいたのですが、ハルキさんがベースを持ちそして音を鳴らした瞬間涙腺が崩壊しました。存在に感謝とはまさにこのことです。その数秒後にはあのチバユウスケが、目の前で歌っている…。なんという贅沢なんだろう。じんわり心に広がっていく音に、自分の中嫌なものとかモヤモヤしたものが溶かされる感覚でした。ありがとう、The Birthday

 

一曲一曲流れていく内に現実からどんどん解放されていく感じとはまさにこのこと。「ペーパームーン」から「WALTZ」にかけては優しさに包まれていました。個人的に「WALTZ」は聴きたいランキング上位だったのでとても嬉しかったです。途中で語りかけるチバさん本当に優しい…。

 

そして、ある程度しっとりじんわりしたナンバーが続いたあとにディアブロです。「はしかみたいな愛でも良いだろ別に」を生で聴いて卒倒しそうになりました。マギー、ダスティーと続き色気に打ちのめされるガキンチョ。しまってくれ…。さもなくば昇天してしまう。チバさんがめちゃくちゃ前に出てきて煽っていて私は頭がパンクしました。

 

ベビユキャと「誰かが」も聴きたいランキング上位でしたので連チャンで来てとっっっても嬉しかった!何もして〜ね〜よ〜は少し溜めた後に普通にチバさんが何事もなかったかのように歌っててちょっと面白かった。

 

あと、めちゃくちゃ印象残ってるのが「星降る夜に」です。

ハルキさんのベースが心地良くて海の中をゆらゆら漂っている感じ。というかハルキさんのベースをひたすらじっと見てたな。今までの曲はカッコよく色気を纏って演奏って感じだったけど、打って変わって優しい表情で弾いてたのが本当に素敵でした。基本的にバンドのバラードの曲が好きじゃない、というかくどく感じて飛ばして聴いてしまうのですが、バスデは不思議とそういう嫌な気持ちが起こらないんです…。歌詞にもメロディーにも嘘とか装飾とかない感じで、素直に聴ける。

 

そして聴きたいランキング堂々のトップ「なぜか今日は」。

この曲の歌詞に何度励まされたことか。落ち込んでる時に理由を聞かず、甘いもん食いに行こうってこんな素敵なことを素直にかけるチバさん本当に優しいよ…。生で聴けて嬉しかった。「シンデレラに羽が生えて飛び立ってった」と歌う声色がこれまた優しい、救われる。

 

アンコール1発目の「くそったれの世界」にもやられました。この大合唱すんごい気持ち良かったです…。そしてダブアンのクソメタルババァないし「DISKO」。チバさんがグイグイ前で煽る、メンバーの皆さんもめちゃくちゃ攻めてくるんで楽しかった!!!

 

そして最後にキュウちゃんが来た…と思ったら下手側にダイブ。白目むいたよ。バスデ初ライブでダイブ直撃。若干将棋倒しのようになってたのが申し訳ない。筋トレまた頑張るよ!!!!

 

 

無事に終演したバスデライブは本当に最高でした。初めてだし1人だし私と同年代の子はまずいない。不安だらけで行くのやっぱやめとこうか…と思ってましたが、そんなことなかった。行ってこの目で見るべきライブに間違いなかった。夢のような場所でした。

 

次が必ずあるとは限らないから、一回一回を大事にしたいけどやっぱり次も観たいなどと贅沢に思ってしまいました…。本当にThe Birthdayの皆さんに感謝しかない。最高のバースデープレゼントでした!